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生基板
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製品の特長:

製品詳細
生基板といっても様々な種類があります。
現在主流の材料をご紹介します。

1.ガラスエポキシ(FR-4)

FR-4.jpg
ガラスエポキシ材はガラス繊維製の布(ガラス布)を重ねたものに、エポキシ樹脂を含浸させたものです。
とても硬く、耐久性が非常に高い反面、専用の工具や機械がないと加工が困難な材料です。
ガラスエポキシは難燃性(耐熱性)と低導電率を両立した素材で、あらゆる製品において信頼性のある材料です。

多層板にも使用され、通称FR-4(エフアールフォー)と呼ばれています。
Flame Retardant Type 4の略称です。
ガラエポと略した呼び方も一般的です。

数字は難燃性(耐熱性)のグレードで1~5まであります。
FR-4でも十分難燃・耐熱性が高いのですが車載用機器や過酷な高温環境に使用する場合は、さらに上のFR-5が採用される事が多いです。

また、G-10材というFR-4より難燃性が劣るガラスエポキシ材もあります。


主なガラスエポキシ材
パナソニック電工 R1705/R1700
利昌工業     G-10シリーズ
日立化成工業   MCL-E-67
ニッカン工業   L6504C

2.紙フェノール(ベーク)

ベーク.jpg
紙にフェノール樹脂を含浸させたもので紙フェノール、ベーク、ベークライトと呼ばれています。
安価で加工がしやすい反面、耐久性が低く反りが生じやすい材料です。
難燃性は一番低く、FR-1グレードとなります。

紙基材はめっきには不向きで、電気特性・機械的特性もガラスエポキシ材に劣りますが材料自体のコストが安い為、低価格な電子玩具・電子工作などに良く使われています。
切断や穴あけもガラスエポキシに比べれば特殊な工具も必要ないため電子工作や自作基板ユーザーの方には大変おすすめの材料です。

・プレスやパンチング加工にて大量生産可能な材料なので安価な電子玩具等によく採用されます。
・加工性が高い為、個人ユーザーに支持されている材料です。
・カタログではベーク両面板も存在しますが、使用されるのはほとんどが片面板です。

当ショップ取り扱いベーク材
パナソニック電工 R8700
利昌工業     CS-1131

3.ガラスコンポジット(CEM-3)

CEM-3.jpg
ガラスコンポジット材は切り揃えたガラス繊維を重ねて、エポキシ樹脂を含浸させたもので、 ガラスエポキシ材の代用としてよく使われています。

通称 CEM-3(セムスリー)と呼ばれています。
Composite epoxy material-3の略称です。

ガラスエポキシ材より耐久性は少し劣り、加工性はベークとガラスエポキシ材の中間ぐらいです。
ガラスエポキシ材より安価でパンチング加工が可能な為、大量生産するアミューズメント基板(主にパチンコ・スロット機器)に採用される事が多いです。
寸法安定性・機械強度はガラスエポキシ材より劣るので多層板には使用されません。
最近では熱伝導性を高めた高熱伝導性CEM-3材が注目され、LED用途に採用されています。
下記写真のグリーンエポキシ材もCEM3材です。
CEM3材.jpg
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